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2005/12/21

段と目のはぎ

手編みでは一般に針にかかった目と
先に編んだ編み地の段とをはぐ時にはメリヤスはぎをします。

寸法が短い場合はいいのですが、
デザインによっては、はぐ寸法が長くなります。
糸が長く必要な上、はいでいるうちに糸が痛み、
ボサボサになったり切れたりしてやっかいです。

こういう時、中表にして段側を手前に持ち、
肩はぎに使われる「かぶせはぎ」の要領ではぐと楽です。
これは機械編みでよく使われる機械はぎの技術なのですが、
手編みにも応用できます。

【はぎ方】
1.目と段をバランス良くはぐために、割り出ししておきます。

2.針にかかっている編み地を向こう側、身頃(袖付け側)を手前に
  中表になるように持ちます。

3.身頃側から針を入れ、目を引き出します。(玉無し棒針使用)
  *肩はぎで目数が半分になるか確認すると
   バランス良く付いているかどうかわかります。

sodetuke-2

sodetuke-3

針を入れ、引き出したところ。

sodetuke-1

針を入れた部分を表から見たところ。
一目内側、すくいとじをするのと同じ位置。

4.目を全て拾ったら最初の目に戻って糸を付け、かぎ針で引き抜き止めか、
  棒針で緩く伏せどめします。

編み地の厚みで目がきつくなりますので、
拾う側の針は号数を2~3号落とすとよいでしょう。
ゴム編みに使う針があればそれをお使いになればいいと思います。

このはぎを使うことをと前提に
最後の1段だけ大きめの針にするという方法もありますが、
忘れがちなのと、針がいくつも必要になるので強くお勧めはしません。

また、1段がはぎに使われて寸法が減りますので、
ゲージが大きい場合ははぎ用に1~2段
余分に編んでおいた方がいい場合もあります。

段と目のはぎでお困りの方は1度お試し下さい。

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コメント

いいことを知りました~♪
段と目のはぎは、ボランティアのセーターの袖付けで必ずありますよね。
いつも長~い糸を持ってはいでいましたが、後半になると糸がボロボロになってきて
何とかならないの?といつも思っていました。
かといって、途中で糸を替えると糸始末が手間だし。。。(笑)

手編みだけでなく機械編みもされる方ならでは・・・ですよね。
目から鱗の感動です~。(ちょっとオーバー?)
次回こそは、この方法で袖付けをしたいと思います。

Nanaeさん
感動して頂けました~?(^m^)
そうそう!ボランティアセーターはいつも袖口から編んではぎますものね。
指示にある伏せ止めしてメリヤスはぎって、ごろついて嫌なので
もっといい方法はないかと考えていて思いつきました。
お役に立てそうで良かったです(^^)

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